ENTRY

私の「舞台」

生産維持はもちろん、より性能の
良いものを生み出すために。
半導体事業に携わる
エンジニアとしての責任と達成感。

T・T

2020年入社
工学部 電気システム工学科
堀場エステック 開発本部 開発1部
職種/電気設計
キャリア/半導体事業で主力のマスフローコントローラの電気設計を担当。既存製品の代替部品選定に伴う設計変更や評価を行い、現在は製品のリニューアルや新製品開発にも従事。

INTERVIEW 01生産を止めてはいけない。半導体製造を支える私たちにできること。

堀場エステックでは、半導体製造プロセスにおいて欠かせない制御装置、マスフローコントローラ(以下MFC)を中心に、半導体製造プロセスをサポートする製品を展開しています。特に、MFCは現在世界トップシェアを誇る製品で(2022年12月末時点/当社調べ)、世界の半導体製造において重要な一部分を担っています。
近年、様々な世界情勢が原因で半導体不足が続いており、半導体を必要とする自動車メーカーや家電メーカー、社会インフラと、人々の生活にも多大な影響を及ぼしています。そんな半導体不足と同時に、電子部品不足という問題を我々分析計測機器メーカーは抱えています。電子部品の長納期化が深刻化することで、我々は部品の調達難・生産中止といった影響を受け、MFCの生産が止まるというリスクが高まります。MFCの生産が止まるということは、半導体の生産にも影響を及ぼし、半導体不足を解消することができないという悪循環につながってしまいます。
そこで、私の所属するチームでは既存製品の「生産継続維持」という大きなミッションを掲げています。
私はMFCの生産を維持するべく、製品の性能を落とさない代替部品の選定や評価試験を行っていますが、単にこれまで通りの性能を保つだけでなく、より性能の高いものを生み出すために、既存製品のリニューアルにも力を入れています。このように、設計変更や評価という仕事は、MFCの安定供給と、世界の半導体の生産を支えるという非常に重要な役割を持っているため、日々責任感とやりがいを感じています。

INTERVIEW 02HORIBAだから目指せる、技術者としての理想像。

私の仕事をする上でのこだわりは、ただ必要な設計変更や評価を行うだけでなく、製品にプラスαの価値を生み出し、より性能をよくするリニューアルや新規の改善要素を入れることです。設計者として製品開発の一部分だけを担うのではなく、自分で考えたことを実際の製品に反映しやすい環境は、HORIBAのエンジニアとして働くうえで魅力的な部分だと思います。
また製品開発をするうえで私の担当する基板の単体動作に問題がなくとも、MFC本体に組み込んで製品としてEMC(電磁両立性)試験を実施した際に、ノイズが生じ誤動作してしまうことがあります。そのため、製品として出荷できる状態を作り上げるまでには、設計上の試行錯誤や評価を繰り返し行う必要があります。HORIBAでは様々な専門知識をもったエンジニアがチームとなり、各々とコミュニケーションを密に取りながら仕事を進めていくことで、ものづくりの過程で起きる上記のような様々な事象に対しての迅速なアプローチを可能にしています。そのような体制であることで、一人一人のエンジニアがものづくりの企画段階から生産に至るまで幅広い工程に携わることができ、エンジニアとしての責任感ややりがい、そしてスキルの向上にもつながっていると感じます。どんな事象が発生しても多角的な視点で解決案を考えられるように、私自身エンジニアとしてできることの幅を広げていきたいと考えています。
今は、自身の得意とするEMC分野において、誰にも負けない技術力を磨いている途中です。いずれはあらゆる知識を身につけ、新製品開発をリードするようなエンジニアになることが目標です。

SCHEDULE
〜1日の流れ〜

MFCに組み込まれる基板の設計変更や評価を行い、チームメンバーと協力しながらスピード感のある対応を心がけています。

  • 出社
  • 8:30
    メールチェック、一日の作業内容確認
  • 9:00
    社内打ち合わせ
  • 10:00
    基板評価試験、製品評価試験
  • 12:00
    お昼休み
  • 12:45
    メールチェック
  • 13:30
    進捗確認、残タスクの抽出
  • 14:30
    評価データまとめ、報告書作成
  • 15:30
    評価試験スケジュール確認、今後のタスクの明確化
  • 17:15
    明日以降の業務確認
  • 終業・退社

HORIBAに決めた理由

同じ研究室の先輩が、HORIBAで活躍されていることを知ったのがきっかけです。当時、先輩は入社3年目にして社内での評価も高く、色んなことを任されていました。私の学んでいた電気分野を活かす職種は幅広く、なかなか入社する会社を決めきれずにいましたが、若手でも活躍できる環境があることに魅力を感じ、入社を決めました。入社後もそこにギャップはなく、積極的に挑戦する同期や後輩がいることで、良い刺激になっています。就職活動では、自分は何がしたいのか、どんな形で社会に影響を与えたいのかなど、自分のなかで一つ芯を持って頑張ってください。もちろん、学生時代にしかできないことも全力で楽しんでください。HORIBAグループのなかでも、堀場エステックには遊びも仕事も全力な社員が多いので、そんな方と一緒に仕事ができることを楽しみにしています。

私の休日の過ごし方

休日は仲の良い同期数人でグルメ巡りをしています。京都府内はもちろん、北は北海道、南は福岡まで、グルメを求めて旅行をしてきました。南はまだ福岡までしか行けていないですが、日本全国各地のあらゆるところを巡りたいと考えています。おいしいご飯を食べたり、綺麗な景色を見たり、仕事では話す機会が少ない同期とも話をしたりすることで、良いリフレッシュになっています。最近は、食べ過ぎでおなか周りがとてもわがままな状態になっているため、健康にも気を付けながら、おいしいご飯を食べ続けたいと考えています。