多くの国家認証機関や世界の主要自動車メーカーで採用されているエンジン排ガス測定装置をはじめ、エンジンや駆動系、ブレーキ、触媒などの自動車開発用計測装置を研究開発・品質管理の現場に提供。エンジニアリングビジネスにおいても、車両性能試験や研究開発ノウハウを提供するだけでなく、電動車両用バッテリーから自動運転技術の開発にいたるまで幅広いニーズに応えています。
大気・水質・土壌の計測に幅広く対応する分析・計測機器を供給。電力、鉄鋼、石油化学などエネルギー、重化学産業でのガス計測や工場排水監視、医療用水、半導体産業での純水管理や食品・化粧品分野の各種水質に関する常時監視・制御に重要な役割を担っています。地球環境保全とともに、人々の安心・安全・健康を支える技術イノベーションをリードする分析・計測技術の提供を通じて、持続可能な社会の実現に貢献しています。
人体からの採取物に対して分析・計測を行う検体検査市場において、主に血液検査機器や検査時に使用される検査試薬を提供。特に中小規模の病院・検査センターや開業医、手術室など、「患者様に近い場所」で行われる検査において用いられる中/小型血球計数装置に強みをもっています。マラリア感染症の早期診断や、NICU(新生児集中治療管理室)内での赤ちゃんの健康管理などにも貢献し、医療現場の様々なニーズに応えています。
半導体などの製造プロセス(前工程)に使用されるマスフローコントローラが主力製品です。マスフローコントローラは世界トップシェア(当社調べ)を誇り、最先端の流量制御技術によって半導体製造における歩留まり向上や微細化技術に貢献しています。薬液濃度モニターなどの計測装置とともに、半導体製造工程での技術進化に対応するソリューションを提供し、成長する半導体産業において重要なポジションを確立しています。
国内初のガラス電極式pHメーターの研究開発から始まったHORIBAの分析装置は、赤外線によるガス分析、X線を用いた元素分析、分光技術を用いたラマン分光・蛍光分光分析などにより、未知の領域へ挑む最先端の研究に貢献しています。さらに研究開発分野以外でも、医薬品・食品・電子部品などの異物検査や不良解析、犯罪捜査、考古学の研究などに幅広く活用されています。また、基礎技術開発を通じて、他の4事業部門へ新たな分析・計測技術を供給する役割も担っています。
HORIBAの各種分析・計測機器の据付、試運転から保守、点検までの総合的な技術サービスを提供しています。産業・科学・医療などあらゆる技術の最前線で、スタッフは分析に関する深い知識を武器に、日々「正確な分析・計測」を維持するために活躍しています。製品の安定した稼働に必要なサポート力や技術力だけでなく、お客様からのニーズを汲み取り、それを新たな製品開発に活かしていく役割も担っています。