私の「舞台」
あらゆる角度から
ものづくりを突き詰める。
HORIBAをさらに強くする
「事業間の架け橋」になりたい。
T・E
2013年入社
工学研究科 電気電子工学専攻- 堀場製作所 開発本部 第1製品開発センター 自動車計測設計部
職種/ソフトウェア設計
キャリア/ソフトウェア設計部門で幅広い領域における製品開発のテスト評価を経た後、自動車計測分野を担当。現在は車載型排ガス測定装置の計測データを管理・解析するソフトウェア開発を手がける。
あらゆる角度から
ものづくりを突き詰める。
HORIBAをさらに強くする
「事業間の架け橋」になりたい。
T・E
2013年入社現在、自動車排ガス試験の分野では、世界的な規制強化が進んでいます。従来の屋内試験設備における計測条件の厳格化に加え、実際の道路を走行させて排ガスを計測する、RDE(Real Driving Emissions)という新たな試験基準の導入も、欧州を皮切りに広がりをみせています。私が担当するのは、このRDE試験で使用する車載型排ガス測定装置の計測データを管理・解析するソフトウェア開発です。排ガスをよりクリーンにするための規制に使われる装置の開発に携わることで、環境問題の改善にも貢献できていることに喜びを感じています。
開発を進める上では、多くの困難を超えていかなければなりません。例えば日本、アメリカ、中国、インドなどの国や地域で異なる法規制や、ガソリン車、ハイブリッド車、電気自動車ごとに求められるデータに対応するため、開発するソフトウェアもそれぞれに合わせた仕様に調整しています。また、英語で書かれた細かな法規文章の内容を正確に読み取ることにも苦労しています。さらに、計測データは気候によって変化が生じるため、道路を走行する際の高度、温度、湿度といった違いによる影響を算出できるよう設定する必要があります。あらゆる可能性を組み合わせたうえで、それぞれにおける最適値を導き出す。法規制に基づく公正な運用につなげるために、決して妥協することなく作り上げています。
入社後の2年間は、新製品のソフトウェアが仕様通りになっているかといった評価を行っていました。担当範囲はHORIBAが展開する5事業すべてに渡っていたため、全社でどのような製品があるのかを知るだけでなく、その構造や機能といった技術的な知見を深めるとてもいい経験となりました。ここでの実績を買われ、自動車計測事業のソフトウェアを開発する機会をいただき、今に至ります。実は元々は人の健康に貢献することのできる医用の事業を希望していたのですが、自動車計測の分野においても、環境や社会全体に寄与できるのではないかと考え、この仕事にチャレンジすることにしました。
開発エンジニアとして特にこだわっていることは、深い対話を通じたものづくりです。営業部門とともにお客様のもとへ訪問し、細かな技術要件にまで入り込んだニーズを引き出し、ソフトウェア開発に反映することで、質を高めていきます。
自動車産業のさらなる発展において、計測技術の進化は欠かすことができません。現在は、実際の道路での走行環境を、室内の試験設備で完全に再現できるようなプラットフォームの開発に着手しています。開発に際しては様々な装置を活用するため、自動車計測だけでなく、半導体や環境事業といった製品をトータルに評価してきた経験が凄く役に立っています。今後は、今まで私が培ってきた経験や知識、技術を活かし、自動車計測から他の事業へも展開できるような提案により相乗効果を生み出すような、お客様と開発の架け橋になっていきたいと思います。
メリハリをつけて仕事に集中することを心がけています。それを実践するためにも、休憩時間は一度すべてを忘れて気分転換することを大事にしています。
家族が病気がちだったこともあり、HORIBAの事業分野の一つである医用分野に興味を持っていました。内定連絡を受けて入社の意思を伝えたら、人事の方がすごく喜んでくださり、人を大切に考えてくれている会社だと思いました。自分のやってみたいことの軸を持つこと、そして笑顔であいさつすること。この2つがあれば、どんなときでも前向きに自信を持って臨めると思います。
趣味のボウリングを楽しんでいます。プロのトーナメント大会にも参加しています。これまでの最高順位は5位で、最高スコアは289点です。大学もボウリング部で、いまも社会人チームに参加しています。個人戦は精神的なプレッシャーを乗り越えること、団体戦はみんなで力を合わせること、それぞれの楽しさを満喫しています。3年前に体幹トレーニングを始めたのはボウリングのためだったのですが、おかげで身体のバランスが崩れにくくなり、その成果はデスクワークの肩こり解消にも役立っています。