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私の「舞台」

なんでも真剣にやってみると、
あとからおもしろさが付いてくる。
技術の力で本気で
社会をよくしたい。

M・T

2010年入社
総合文化研究科 広域科学専攻
博士号(学術)
堀場製作所 分析・計測開発本部 科学事業戦略室
職種/事業戦略、開発
キャリア/開発としてキャリアをスタート。光計測や環境プロセス、科学・半導体の分野で研究開発を担当。その後、東京セールスオフィスへ異動し、営業を経験。同時に開発と販売促進を兼任し、「お客様の近くでの開発」を実践。チームリーダーへ昇格後、現在は科学セグメントの事業戦略室でビジネスをリードする役割を担っている。

INTERVIEW 01分析計測技術の最先端を切り拓き、社会を変える。

私の役目は、我々の持つ技術力で解決できる世界中の問題をより多く解決していくことと、新たに我々の技術力で解決できるかもしれない課題を見つけてその課題を解決していくことです。あるお客様がご自身の研究開発の中で、分析ができないことで困られていた課題を知り、分析装置や分析技術を改造・改良することで共に解決し、それをまた別の課題を解決することへも役立てていきます。我々のお客様は新エネルギー、新材料、ライフサイエンス、半導体などあらゆる分野の最先端の研究・開発・生産をされている方々ですので、そういったよりよい未来のための科学技術の根幹を私たちが支えているという確かな実感は、HORIBAで働くことのおもしろさでありモチベーションの源泉です。
私は技術の力でより多くの人を幸せにしたいという目標があります。特に、世界のものづくりの現場での膨大な時間を要する単純な作業や危険を伴う工程に、なるべく人が携わらなくてもよくしたいと思っています。ここを分析計測機器の技術で変えていき、人がもっと新しいことを考えることや楽しいと感じる仕事に集中して力と時間を注げるようにしたいと思っています。私は「人間はもうそろそろ、もっと楽をしていい」と本気で考えています。自分の仕事を通じて社会をまさしく「おもしろおかしく」、一人ひとりが仕事と人生を精一杯楽しめる世の中にしていきたいです。

INTERVIEW 02博士としてのバックグラウンドを活かし、自分のキャリアを形成していく。

私は博士後期課程を修了し、技術系の新入社員としてHORIBAに入社しました。学生時代は分子分光学の研究室に所属し、新種の分子を発見するロマンを追い求め、研究活動を行っていました。大学などで研究者を続けるキャリアも考えましたが、研究活動の中で得た分光の知識や技術を活用して、分析技術を発展させることで実際の社会に役立つ仕事がしたいというおもいが強くなり、それらが実現できそうと感じたHORIBAを選び就職しました。入社後はHORIBAの5つの事業のうちの環境セグメントの製品開発に従事し、原理から新しい新製品となる技術開発にじっくりと取り組みました。その後は、いくつかの製品の開発担当を経験しましたが、もっと具体的な社会の課題解決にチャレンジしてみたいというおもいから、それぞれの分野で最先端技術を研究開発されるお客様と直接関わることのできる営業部署へ、販促と開発の両方も担いつつ異動しました。現在はHORIBAの科学セグメントの事業戦略担当として、国内・海外にまたがる新規事業の企画や戦略の立案などを担当しています。
学生時代の研究内容を実際の仕事でそのまま活かせるシーンは多くはなかったですが、研究に没頭する中で身につけてきた課題設定力や、その課題に対して、アプローチを試みて解決する力、またその結果を他者にもわかる形で報告・発表する、というスキルはいつでも活かすことができ、これこそが自分が大学で身につけた強みだと気づきました。実際にお客様の課題を発見し、それを解決する方法を考えてはトライし、そしてそれをお客様や学会などで報告するというプロセスで分析技術は進化していきます。このプロセスは研究そのものです。特に研究に熱心に取り組まれている学生の方から「現在の研究を企業でそのまま活かせますか?」という質問をいただくことも多いですが、私としては大学で培われた「研究力」を今の仕事の中で精一杯発揮して、新たな課題に取り組んでいくことが大切だと考えています。

SCHEDULE
〜1日の流れ〜

時差もあり、たとえば米国と打ち合せをする際は朝に行います。事業企画というと数字を使って統計を出して・・・というようなイメージを持たれる方も多いかと思いますが、お客様先へ訪問して生の声を聞いてきたり、製品が使われている実際の現場に出て状況を確認したりと、外にもよく出て行き、技術者として現場を基軸に考えることを大切にしています。

  • 出社
  • 8:00
    海外のグループ会社とWeb会議、現地の市場情報などの情報交換
  • 10:00
    お客様とWeb会議。製品を使用されてのご不満点のヒアリングなど
  • 12:00
    会社の食堂でランチ
  • 13:00
    製品リーダーと今後の事業計画のレビュー
  • 14:00
    販売促進部門と展示会の内容の企画、打ち合せ
  • 15:00
    素材開発をしているメーカーの集まる社外団体の会議にWebで参加、トレンドの収集や情報発信
  • 17:15
    翌日以降の業務確認・準備
  • 終業・退社

HORIBAに決めた理由

大学で研究を一つ終えたタイミングで、アカデミアの研究者としての道と迷った上で、実際の社会に役立つ方へ舵を切ろうと思い、企業への就職を選びました。また、技術者として働くことを考えたときに「じっくりと研究開発して本当に良いものを作りたい。逆に、会社の方針に振られて1年ごとにコロコロとテーマが変わってしまうような研究はしたくない」「自分の仕事が最終的にどのように人や社会に役立っているのかわからないまま取り組むような技術者にはなりたくない」というおもいがありました。HORIBAなら、じっくりとした長期的な基礎研究から、製品の設計開発、生産、販売、アフターサービスまで幅広く関わることができそうと感じ入社しました。また自動車業界なら自動車のこと、製薬業界なら製薬のことしか取り組まないのに比べて、分析技術のHORIBAであれば、あらゆる業界の最先端に貢献できると思いました。実際の仕事もまさにその通りで、今の事業戦略という立場では、さらに広く関われるようになっており、思い描いていたより、大きい形で実現しています。

私の休日の過ごし方

以前は海外旅行に1年に1回は行き、その土地ならではの歴史や風景、食事、お酒などの文化を味わっていました。特に観光地としてあまり知られていない土地にあえて立ち寄り、外向きではない人々の暮らしに触れることを楽しみにしています。最近は時節柄海外旅行は難しいですが、本や映画などから自分と違う考えや情報得たりと、インプットする時間を大切にしています。
また生活空間や身なりを整えることで、翌週も頑張ろうという気が起こるので、掃除、皿洗い、洗濯、買い物、靴磨きなど家事や身の回りの整理整頓を好んで行っています。作業中は頭が空っぽになるのでリフレッシュできる良い時間となっています。