私の「舞台」

営業としての役割を果たす以上に、
お客様に寄り添い、
一緒に社会の課題に応えていく。
それが私の使命であり、
やりがいである。

わからないことだらけの営業デビュー。そして海外大型案件。
大事な局面で自分の価値を発揮するための力が身についた。

入社後、海外営業部 自動車セグメントの中国チームに配属され、入社１年目にして、中国での大型案件を任されることとなりました。基本的な製品の知識や営業についての研修は受けたものの、実際の仕事に挑むにはわからないことだらけで、案件の大きさへのプレッシャーや不安でいっぱいだったことをよく覚えています。
自分にできることは何か考えたときに「まずは行動」と決意し、とにかく中国現地法人のメンバー、部署の先輩や技術者、工場の担当者に質問や相談を遠慮なく、たくさんするところから始めました。お客様が抱えている課題は何か、HORIBAとしてお客様にどういう提案ができるのか、現地にも何度も足を運び、そこで得た情報を周りの人へ共有し、協力を得ながら自分なりの提案をつくりあげていきました。その苦労の中で、自分がお客様に一番近いところに立ち、周囲の人を巻き込みながら、決めるところはきちんと自分が決める、という営業として一番大切な力が身についたと思います。
HORIBAの大きな特長として感じていることが、個人の裁量権の大きさと関与できる仕事の領域の広さです。やりたいこと、正しいと思ったことを認めてもらえ、実現に向けた後押しをしてくれる風土がHORIBAにはあります。年齢や担当の領域に限らず、お客様が必要としていること、社会のために役立つことを突き詰めていく。型にはまることなく、自分らしく挑戦をさせてもらえる。HORIBAはそれを良しとする会社だということを、大変だった海外営業部での2年間を乗り越えて実感しました。

3年目から名古屋セールスオフィスに異動し、現在は国内の大手自動車メーカーを担当しています。これまでは主にエンジン排ガス測定装置を中心に販売を行ってきました。現在はそれに加え、近年のモビリティ産業の急激な変化に伴い多様化するお客様の潜在的な要望に対し、HORIBAが今ある数多くの技術と複数の事業セグメントを活用して、どのような提案ができるのか、製品だけではなく、アイデアの提供などにも携わっています。具体的には、お客様に対して課題の深堀を行い、その課題を解決するための企画の立案を、自動車だけでなく環境や科学セグメント、更には営業サイドだけでなく、開発や生産、サービス部門とも連携しながら、様々な事業や部門と協力して取り組んでいます。水素エネルギーやバッテリー・燃料電池、次世代モビリティの車両開発など、大変革時代である今、モビリティ産業の未来について、世の中をよりよくすることを目的として、様々な人と協力しながら貪欲に取り組んでいます。
携わる仕事の一つ一つが世の中をよくすることに関わっていることが誇りであり、プレッシャーを感じることもありますが、地球にやさしい社会の実現に向けて貢献できているという実感が日々の原動力となっています。