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私の「舞台」

はかる技術で
研究者の力になりたい。
お客様の近くで
そのおもいを実現していく。

M・I

2017年入社
高等専門学校 電気情報システム工学専攻
堀場製作所 開発本部 オープンイノベーションLab部
職種/電気設計
キャリア/入社後科学製品や粒子計測製品の電気設計業務を担当。その後、育児休業を経て、現在は様々なカスタマイズ製品の開発や大学との共同研究など、幅広い開発設計業務を行っている。

INTERVIEW 01経験豊富な先輩方から学び続けた新人時代。
この経験が私のキャリアを支えている。

私は、学生時代は高専(高等専門学校)で半導体材料の研究を行っていました。その研究室でHORIBAの製品を使っており、当時の教官が「ラマン分光装置や分光といった分析計測機器で有名な会社がすごく面白い、そしてそこの営業さんやメンテナンスに訪れるサービスエンジニアの方々が素晴らしい方ばかりなんだよ」と教えてくださったことがきっかけでHORIBAに興味を持ちました。その後、専攻科の時にHORIBAのインターンシップに参加し、若手社員がベテラン社員を相手に堂々とディスカッションをしている姿を目の当たりにして、年齢や社歴に関係なく意見を交わすことのできる環境があるという点に強く魅力を感じたことを覚えています。
入社後は、科学セグメントの製品に関する設計者が集まった部署に配属されました。当時は製品ごとの担当というより科学セグメントに関する製品を全体的に対応する方針であったため、入社後すぐに幅広い製品を担当しなくてはならないことに驚きました。今思うと新入社員にとってはハードな環境だったかもしれませんが、指導力がとても高く、一緒に考えながら私のスキルを引き上げてくれるような先輩方ばかりだったので、大きな壁にぶつかるということはありませんでした。先輩方に教えてもらいながら設計を何度もやり直し、初めて私自身がつくりあげた基板を使った製品が動いた時はとても嬉しかったことを覚えています。自分が考えたものがしっかりと形になるんだと、まさに設計の醍醐味を実感できた瞬間でした。
そして翌年には粒子計測製品の中で担当製品をもち、新製品がリリースされるまでのプロセスに一貫して関わるようになりました。新しい業務の中で、しばらくは自分で設計したものに対してレビューをされても指摘されている内容にうまく応えられない時期が続き、悩みましたが、該当する領域に詳しい先輩にわからない点を聞いて学んでいくことが一番と考え、「ここら辺がよくわからないんですけど…」とわからないことを隠さずに聞くという姿勢を大事にし続けました。知識がなかった私に対しても優しく丁寧に説明してくれる方ばかりだったので、あらためてインターンシップの時に感じた雰囲気の良さは、ほんものだったなと感じました。
この頃の先輩方に教えてもらいながら身に着けた基礎は、現在の私を支える柱になっています。今でも困ったときに相談すると快くアドバイスをもらえるので、いつも本当に感謝しています。
電気設計者として経験を積み、今後さらにエンジニアとしてキャリアアップしていきたいなと考えていたタイミングで、東京に新しく立ち上げられた開発部が、関東の最先端の研究をされているお客様により近い環境で新技術やアプリケーション開発に取り組むという話を聞き、挑戦することにしました。

INTERVIEW 02よりお客様に近い環境での開発。
ものづくりにイチから関わることができる点がおもしろい。

東京の開発部は社内でも比較的小さな組織ですが、既存の製品や5つのセグメントに捕らわれず、HORIBAが持つ幅広い技術を活かし、新技術や新たなアプリケーション、試作機の開発を行っています。HORIBAのメインとなる開発拠点は京都と滋賀ですが、国の研究機関や様々な企業・大学等の研究施設が数多く存在している東京という地の利を活かして、各分野の先端技術を扱う顧客の近くでスピーディな開発を行うことができるのが大きな特徴です。メンバーが共同研究先である大学との報告会に参加したり、お客様と直接ディスカッションをしたりと、真に解決したいことは何かを整理し、反映させながら技術開発をするため、イチからものづくりに関わることができる面白さがあります。
お客様とコミュニケーションをとるには電気設計だけではなく、計測技術やサンプルに関する知識も必要になってくるため、日々新たな知識を吸収する毎日です。また、課題解決こそが自分たちの仕事なのですが、いつまでも際限なく検討できるわけではなく、質とともにスピード感が求められる仕事でもあるので、そういった大変さがあるのは事実です。ただ、若手のうちからプロジェクトの中心に立ち、お客様と連携して課題解決に取り組み、お客様の一番近くでものづくりが出来る充実感の方が、大変さよりも勝っていると感じています。そして何より、お客様に満足いただける製品が完成した時の達成感は非常に大きいです。
私は現在子育てをしながら働いていますが、育児時短制度を利用することで仕事と育児を両立することができています。もちろん育児休業も取得しましたが、男性女性に関わらず育児休業を取得されている先輩方を今まで見てきたので、休みに入ることや子育てとの両立に対する不安は大きくありませんでした。ライフイベントを経ながら無理なく働くことができる点もHORIBAの魅力の一つだと思います。
HORIBAのエントリーシートに記載した「分析計測機器の開発を通して研究者の力になりたい」というおもいは今も変わっていませんし、現在の部署の仕事は目標に挑戦するいい機会だと感じています。先輩やプロジェクトメンバー、外部機関の力を大いに借りて、頼れる技術者になれるようこれからも成長していきたいです。

SCHEDULE
〜1日の流れ〜

育児による時短勤務制度と時差勤務制度を利用しているため、8:00~16:15勤務となっています。

  • 出社
  • 8:00
    メールチェック、一日のタスク確認、事務処理
  • 9:00
    協力会社からの図面や書類チェック
  • 12:00
    お昼休み
  • 13:00
    プロジェクトの進捗ミーティング
  • 14:00
    実験用電気配線、部品の組み立て及び実験
  • 終業・退社

HORIBAに決めた理由

高専の本科、専攻科と半導体材料の研究を行っていたため評価の際に様々な分析計測機器を扱う機会が多く、正しくはかることの重要性を大きく感じていました。就職を考えたときに、「研究者を支える分析計測機器の開発に携わってみたい」と思い、研究室の教官からの話もあり、研究室で使用していたラマン分光装置をつくっているHORIBAに興味を持ちました。その後HORIBAでのインターンシップに参加する機会をいただき、若手ベテラン関係なくいい製品を作るためにディスカッションしている社員の方々の姿を見て、私もここで働きたいと感じました。

私の休日の過ごし方

高専時代の友人とは今も仲が良く、週末に会って思いっきり話して、飲んでリフレッシュしています。そのほか、ミュージカルや舞台・ライブを見に行ったり、家族と出かけたりと、休日も忙しく充実しています。
長男を出産後に地域のママさん吹奏楽団に入団したのですが、練習や演奏会が楽しいのはもちろん、地域に知り合いが増えたことも心強く嬉しいです。
また、たまには家でゆっくり家族と過ごすこともありますが、その時は長男とひたすら遊ぶことができとても幸せです。