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M.Mさん

Interview

基礎研究から半導体の分野へ
プログラミングの知識を活かし
お客様の要望に応えたい

M.M

堀場アドバンスドテクノ
2019年 新卒⼊社
研究開発
人間文化研究科 物理科学専攻

※所属および記事内容は、取材当時のものです。

⼊社動機

私は大学で物理学を専攻し、ある物質が超伝導状態になるときの条件やそのメカニズムについて研究していました。かなり基礎的な物理学の研究だったこともあり、工学系に比べるとインターンシップ先の募集が少なかったのですが、物理系の専攻でも応募できる企業の一つが堀場アドバンスドテクノでした。修士課程のときに参加した2か月のインターンシップで、ある特殊なガラスの開発業務の一端に携わらせていただき、まだ世界にない新たなアイデアをかたちにしようとしている現場にとても魅力を感じました。この経験がきっかけで「私も堀場アドバンスドテクノで開発に携わりたい」と思うようになり、入社を決めました。

M.Mさん

現在の仕事内容

入社1年目は、製品に組み込まれているプログラミングの基礎を学ぶところからスタートしました。学生時代の研究とはまったく違う分野の仕事でしたが、部署の先輩方が畑違いの新入社員である私を丁寧に指導してくださったおかげで、安心して業務を覚えることができました。2年目から3年目にかけては実務を通してより発展的なプログラミングを学びつつ、既存製品の維持業務に携わりました。4年目から5年目には既存製品を基にした新製品向けのソフトウェアの設計や実装に取り組み、技術的な専門性を深めていきました。6年目からは、入社当初から希望していた海外での業務対応のため部署を異動し、検量線の作成業務やトラブル対応などをとおして製品そのものや販売の流れについて学んでいます。それまでの5年間とは全く内容の異なる業務であるため非常にチャレンジングではありますが、毎日新たな気づきや学びがあり、キャリアの幅を広げる貴重な経験となっています。

M.Mさん

学生時代の経験や知識が今の仕事に活かされていると感じる点

仕事においてメインで使っているC言語のプログラミング経験はありませんでしたが、研究室で計算機を回すために多少のプログラミング経験がありました。この経験のおかげで、業務のプログラミングにも苦手意識なく取り組むことができました。

仕事で印象に残っている
エピソード

4~5年目に参加した新製品開発が印象に残っています。このプロジェクトでは、社内に前例のない新しい部品を採用することとなり、既存の設計フレームワークでは対応できないという課題に直面しました。具体的には、新しい部品を採用したことにより、より広範囲な分析が可能になる一方、精度が落ちてしまうという問題を解決する必要があったのです。この革新的な部品の特性を最大限に引き出すため、自身が担当するソフトウェアの変更だけでなく、ファームウェアの設計者とも密に連携しながら、お客様が取得したい情報の精度向上に向けてシステム全体の最適化にも取り組みました。開発過程では、装置が突然動作しなくなる問題や、一度解決したと思った不具合が再発するなど、数々の技術的な障壁にぶつかりました。しかし、粘り強く原因究明と改善を重ねた結果、最終的には新部品を制御できるシステムの構築に成功しました。プロジェクトが完了した後、製品まとめ担当者からは「システム全体の改良によって装置の性能を大幅に向上させることができた」と評価をいただき、苦労の多い開発でしたが、携わることができて本当に良かったと実感できる貴重な経験となりました。

M.Mさん

今後の目標

入社以来興味を持っていた海外で、新たなキャリアステージに踏み出すことになりました。海外での業務は技術営業に近い性質を持ち、お客様先に出向いて「何を測定したいのか」といったニーズを理解し、「どのような測定が可能か」を提案する役割を担います。直近の目標は海外赴任で必要不可欠な専門知識を習得することですが、赴任後は担当地域で先輩方が築き上げてきた基盤をさらに発展させることをめざしています。特に中国の半導体産業は非常に勢いがあるため、急速に変化する市場動向を遅れることなくキャッチアップし、新規顧客の獲得につなげていきたいと考えています。

1⽇のスケジュール

週3回程度海外拠点との打ち合わせがあり、そのうちの一つが含まれている日のスケジュールです。元々所属していたソフトウェア系のミーティングにも出席しています。

1⽇のスケジュール

チームの雰囲気は?

お客様からの要求水準が高いことも多く、部署全体が一丸となって業務に取り組む連帯感のある雰囲気が特徴です。忙しい日々の中でも全員が互いに気遣い、わからないことがあれば気軽に質問できる風通しの良い環境が整っています。私のチームは約10名で構成されており、そのうちの半数以上がキャリア採用の方々で、私と同年代のメンバーが多く在籍しています。私自身は化学のバックグラウンドがまったくないため、同僚のサポートが不可欠です。ありがたいことに気軽に質問できる雰囲気があり、皆さんの人柄の良さにとても助けられています。
出向先の中国でも、和気あいあいとした雰囲気で業務に取り組んでいます。

M.Mさん

私にとっての
「おもしろおかしく」

「おもしろおかしく」とは「なぜ」という問いを徹底的に追求し、知識や理解を一つひとつ積み上げていく過程そのものだと考えています。初めは理解できなかった事柄が少しずつ明確になり、やがて自分の知識や経験として身についていく瞬間こそ、真の開発に携わっているという実感が湧き上がります。この知的探求と成長の喜びが、まさに「おもしろおかしく」という感覚の本質なのだと思います。

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