
Interview
二度の海外経験で感じた成長
日本と海外をつなぐ要として
財務面からビジネスを支えたい
H.O
堀場製作所
2015年 新卒入社
経営管理
経営学部 経営学科
※所属および記事内容は、取材当時のものです。
⼊社動機
海外出張が多かった父の影響で、将来は自分も海外で働いてみたいと思っていました。就職活動では海外拠点や世界トップシェアの製品を持つメーカーを志望する中で、HORIBAを知りました。事業の柱が多いこと、社会問題の解決をめざしていることに加え、自分の人生を自らの手で「おもしろおかしく」するという社是にも共感し、私にとって非常に魅力的な会社に映りました。また会社訪問の機会があり、応対してくれた社員の雰囲気が柔らかく印象がよかったこと、そして何より働いている人が楽しそうに見えたことから、私もここで働きたいと思い入社を決めました。

現在の仕事内容
入社以来、経理や経営管理の仕事に携わり、昨年末からはドイツにあるHORIBA Europe社に出向しています。各グループ会社の財務担当が報告する業績を取りまとめ、日本の本社へレポートすることが私の役割です。HORIBA Europe社グループには約900人の従業員が働いています。HORIBAグループ全体に与える影響も大きく、本社からは高い精度でのレポートが求められています。 私にとっては今回が2度目の海外出向です。前回はブラジルに約3年間駐在していたため、海外メンバーとのコミュニケーションに関してはその時の経験が活かされていますが、国や地域、会社規模が変わると報告の手順や数字の管理方法も大きく異なります。経営判断に役立つ数字の解析をすることに、難しさを感じながら日々奮闘しています。本社が求めている情報を現地のメンバーに伝え、彼らと連携しながら数字の根拠を集め、解析し、レポートすることで、経営判断をサポートし、これからの事業の発展に貢献していきたいです。

学生時代の経験や知識が今の仕事に活かされていると感じる点
大学のゼミでは、経営戦略を専攻していました。そこでは、企業の財務諸表をチェックするだけでなく、具体的に「なぜその企業の経営戦略が上手くいったのか・上手くいかなかったのか」を考え、自分なりに解析したものをまとめてプレゼンを行っていました。この経験を通じて、一つの物事についてとことん考え抜く姿勢が鍛えられたと感じており、今の私の強みになっています。
仕事で印象に残っている
エピソード
印象に残っているのは、入社2年目の冬から約3年間駐在していたHORIBA Brazil社での業務を経験したことです。この会社は比較的コンパクトな規模だったため、現地の事業メンバーや社長と直接数字について議論をする機会が多くありました。普段からよくコミュニケーションを取っていた事業メンバーが起こした一つのアクションが、そのまま数字に直結していく。私にとってブラジルは、そんなビジネスのダイナミックさを肌で感じることができる刺激的な環境でした。そして、自分が示した数字や解析が会社の意思決定につながっていく経験ができたことは、私のキャリアにおいて貴重な財産となっています。 また、ブラジルから帰任後、日本での業務の中で、本社の経営陣に数字を報告する機会がありました。どのような質問がくるかを自分なりに考え、報告をするという経験は、自分の成長につながったと感じています。そしてこの日本での業務を通じて、事業のトップや本社がどういう視点でグローバル市場をみているのかを深く知ることができました。ブラジルで現場に近い距離で仕事ができた経験、そして帰国後に日本で経営・事業のトップと近い距離で仕事ができた経験は、ヨーロッパと本社をつなぐことが求められる現在の業務に活かされていると感じています。

今後の目標
財務という切り口でHORIBAのモビリティ事業の成長に貢献することが今後の目標です。「変化し続ける企業が生き残る」という考え方を学生時代に学び、EV化やクリーンエネルギーの活用が注目される自動車業界においてHORIBAの事業がどう変わっていくのか、入社前から興味を持ち続けてきました。ドイツは自動車産業が盛んで、HORIBAのモビリティ事業においても重要な拠点の一つです。また燃料電池やバッテリー評価装置を提供する現地メーカーを買収するなど、モビリティ事業の最先端を実感できる環境にあります。このドイツの地で、これまで培ってきた分析力や考え抜く力を駆使し、財務の面からHORIBAのモビリティ事業の変革と成長を後押ししていきたいと思っています。
1⽇のスケジュール
休⽇の過ごし⽅
サッカー観戦が趣味で、年末の休暇を利用してイギリスに旅行し、憧れであったイングランドサッカーを生で観戦することができました。また単身で海外赴任をしていると、勤務時間外も仕事に気を取られてしまう事があるのですが、ドイツに来てくれた家族との時間を過ごすことで、オンオフを切り替えることができています。

私にとっての
「おもしろおかしく」
仕事に夢中になれることが、わたしにとっての「おもしろおかしく」です。 ヨーロッパの現状をどのように効率よく日本にレポートしていくかを考えている時間は、まさに「おもしろおかしく」夢中になって取り組める時間だと感じます。HORIBAの財務メンバーは何がHORIBAのためになるかを考え抜いている人が多く、そのような熱いおもいを持った方と一緒に働けることは大変貴重な経験です。自分もそのような方々に負けないようにこれからも精一杯励んでいきたいと思います。